バイオ燃料もスーパードライの時代か?アサヒビールが新技術

アサヒのアルコールが注がれるのはビアジョッキではなく、自動車の給油口になるかも? というのも、同社が通常のサトウキビよりも育成スピードが2倍の品種を利用して「バイオエタノール」を大量生産する技術の確立を進めているからです。早ければ、2010年度にも量産に乗り出すそうです。

このサイトでも書いているように、バイオ燃料がガソリン代替の自動車用燃料として利用されるには、原料のトウモロコシなどの食用需要とのバッティングで価格の高騰に拍車がかかり、食料事情に影響を及ぼすという点です。そこで、アサヒは生産性の観点から、サトウキビの中でも1年で1ヘクタール当たり100~120トンと、通常の2倍の収穫がある品種。これなら食料への影響を抑えながらバイオエタノールを生産できるというわけです。

2年前から沖縄県伊江島でこのサトウキビから取り出した燃料をガソリンに混ぜて自動車用に使う実証実験に乗り出しており、その成果を踏まえ、量産設備を建設する方針です。コスト面ですが、レギュラーガソリンの店頭価格は現在、1リットル当たり115円程度で、税金を除いた実質コストは60円超となっています。アサヒのバイオエタノールは、実質コスト30円を目標にしています。