割高なバイオエタノールのコスト | バイオ燃料の基礎知識

割高なバイオエタノールのコスト

国内で木質系バイオマスからバイオエタノールを製造するコストは1Lあたり80~100円といわれています。この数値だけ見ると、ガソリンに比べるとかなり安いような感じを受けますが、エタノールの1Lあたりの熱量はガソリンの7割程度ですので、この差を埋めるにはエタノールの量を3割増しにするひつようがあり、コストは114~143円になります。

さらに、現在の法律では、バイオエタノールとガソリンを混合して販売する場合、ガソリンと同額のガソリン税が課税されるので、最終的な価格は168~197円にまで上昇してしまいます。

このようなコスト構造では国産のバイオエタノールを利用することは難しく、海外からの安価なものを輸入せざるを得ませんが、それでは日本のエネルギーの自給率の改善にはつながりません。そもそも、熱量の少ないバイオエタノールを大量の輸送燃料を使って輸入しているようでは、非効率です。

したがって、国産バイオエタノールを普及させるためには、廃棄物処理との組み合わせ、ガソリン税の免除措置、技術革新などが欠かせません。