セルロース系原料のバイオエタノール
デンプン質原料や糖質原料をなどを使ったバイオエタノールの生産は、それらの農作物を食料用、飼料用にも使われるので、今後難しくなる可能性もあります。特に異常気象による干ばつなどが増え続けている近年の気候を考えれば、代替策を講じなければならないでしょう。
そこで注目されているのは、肥料をほとんど必要とせずに乾燥にも強く、なおかつ食用ではないために供給面でも安心なスイッチグラス(イネ科)やバガス(サトウキビから砂糖を搾った後の残りかす)、あるいは廃材等のセルロース系原料を分解してバイオエタノールを作る方法です。
セルロース系原料は、成長が早く、劣悪な環境でも育てることができるので、これまでは農作物の栽培には向いていないとして放置されている乾燥地や山間の耕作不適地などで栽培することも可能となります。
ただし、セルロース系原料を分解してバイオエタノールを作るには現段階ではコスト面に難があり、普及のためには更なる技術開発による効率化とコストダウンが必要となります。


